てくてくスリランカ　本

TekuTeku Sri Lanka　－Books－

２１．空飛ぶお皿

ある森の小さな池に住んでいるペタリヤーはとてもくいしんぼう。
毎日毎日池に落ちてくる木の実を片っ端から食べていた。
そんなある日、子供たちが遊んでいた竹とんぼが池にジャボン！
すかさず食いついたペタリヤーの体は空へ舞い上がって・・・？
表紙のまんまるな魚の絵に引かれて購入した本でしたがとってもくいしんぼうなペタリヤーとそれを見守る周りの人や魚の様子が微笑ましく、この穏やかさもとてもスリランカらしくて気に入りました。

２２．アルンダティー

お花畑に咲くたくさんの花の中、きれいな色のないアルンダティーだけいつも独りぼっち。子供たちにも、虫たちにも見向きもされず毎晩泣いていたアルンダティーにある日お月様が理由を聞いた。
たとえみんなに見向きもされなくても、自分はみんなを愛する心を忘れてはいけないというお話。
でも・・・今の日本風に言えばアルンダティーにももう少しみんなに話しかける勇気、強さをもって欲しいと思うのは私だけ・・・？？
スリランカでは月や星はみんなに平等に穏やかに光を発し照らす優しいものの象徴。そういう意味で出てくるキャラクターにもスリランカらしさが出ています。

２３．ゾウの長い鼻

ずっと昔、ゾウの鼻は長くなかった。どうしてゾウの鼻が長くなったのかという子供の絵本らしいお話。読み聞かせるにもゾウがくしゃみをしたり、カバが川で溺れたり、クジラが怒ったりするので表情があって読み聞かせもしやすそうな内容。
カバがどうして泳げないのか、クジラは川を溯れるのか、突っ込みたくなってしまうかもしれないですが・・・（笑）
私は最後に活躍する（ハールメッソ）小魚が好きです。

２４．ホイティ

日本でも「きつねのホイティ」で翻訳されて出版されている本の原作。
いつも村へ行ってニワトリを盗んでは食べていたホイティはある日ご飯を食べている村の人を見かけ、他のものが食べられなくなってしまった！
どうにかして人間のご飯が食べたいと思ったホイティは・・・？
本の挿絵もとても細かくいろいろなものが書かれていてスリランカらしさが満載！
絵だけを見ても楽しめる本です。

２５．ちいさなハチドリ

マンゴーの木に住むハチドリの夫婦に子供が生まれた。
まだ巣の中でじっとしているハチドリの子のところにある日オウムやキバシヤブチメドリがやってきて、飛べないことをからかった。
それが悔しくて我慢できなくなったハチドリの子は・・・？
できないことを嘆いて無理をするよりも今自分にできることを精一杯することが自分のためになるというお話。
からかいに来るオウムやキバシヤブチメドリ（デメリッチャ）はスリランカでも良く見かける鳥。特にデメリッチャは朝から騒がしいので役回りとしてはぴったりなのかも！？

２６．アリくんとアリさん

森へ行って雨に降られたアリくんとアリさんが火を焚いて体を乾かしているうちに居眠りを始めた。少ししてアリさんが目を覚ますとアリくんがいない！！火の中に落ちてしまったと大泣きするアリさんの話を聞いたハトは悲しくなって自分の羽を抜き、木は葉っぱを落として・・・？
みんながアリさんのことを自分のことのように悲しむ様子がとてもほほえましい。でも最後にその流れを止める農夫の奥さんはさすが！旦那さんの手綱をしっかりと握っているスリランカのお母さんです（笑）
最後のページの「あなたはおばけじゃないよね？」とうれしそうにアリくんに聞いているアリさんの言葉に愛情の深さを感じるかわいいお話。

２７．プレゼント

ウサギの子供がお父さんからほうきをもらってお手伝いをするお話。
お手伝いをすればいいことがあるという内容で、小さな子供に読み聞かせるのにもぴったり。
文字も大きくて文章も難しくないので読みやすい。
ただ・・・ウサギの顔のかわいさが少し足りないかも・・・。

２８．小さな井戸

さつまいも売りの叔父さんが仕事に行っている間に井戸の水が使われた！怒った叔父さんはみんなに尋ねて回ったものの誰も答えない。井戸へ戻ってきたものの怒りが治まらない叔父さんは・・・？
怒りに任せてやってしまったことで今度は自分が困ることになってしまった叔父さん、ちょっと抜けてて面白いです。
文章が韻を踏んだようにリズムがあっておもしろいです。

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本を読んだらまたＵＰしていきますね。

＊シンハラ語の発音をカタカナで書いていますが
どうしても正しい発音にはならないものもあります。
また、まだ勉強途中で訳すのが難しい部分もあります。
アドバイスがありましたらぜひお願いします。

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